膝は正しく使う
マラソンにおいて膝は重要な役割を果たしています。
膝の使い方を誤って覚えてしまうと後々大きな影響が出てしまい、ケガのリスクも高まります。
また、誤った使い方をすると効率の悪い走りにもつながりので、マラソンを始める時は膝の使い方をまずは覚えましょう。
膝の向きはまっすぐに
膝の使い方でよくある悪い例としては、膝が外側に向いて開いてしまうことです。
これでは膝の力が外側に逃げてしまい、効率良く地面にまで力が伝わりません。
そして膝の外側の筋肉ばかりを使うことになり、靭帯への負荷も高まります。
いわゆるランナー膝と呼ばれる腸脛靭帯炎も膝が外側に向いている場合に発症する確率が上がります。
O脚を改善しよう
O脚の人は膝が外側に向きやすいです。膝が外側を向いている人は、まずは自分がO脚になっていないか確認し、O脚になっていたら治しましょう。
O脚は内転筋の力が弱っていることが原因で、改善することは十分可能です。
調べれば治し方は多く掲載されているので、まずはそこから始めてみましょう。
膝はクッション
膝は着地の際に、足の裏から伝わってきた力を吸収する重要な役割をしています。
いわゆるクッションの機能を果たすのですが、膝自体はそれほど強い部位ではありません。
上記にもあるように、使い方次第でないかもしれません。すぐに痛めてしまう恐れがあります。
よって膝だけを使うのではなく、着地をして力を吸収したあとは、太ももやお尻を使うことを意識してください。
太ももやお尻は膝周りよりも遥かに大きく強い筋肉です。
そのような部位があるのですから、極力負荷を請け負ってもらうようにしましょう。
膝はバネではない
膝はクッションとしての役割を果たし、衝撃を吸収しますが、バネではありません。
地面を蹴り出す時に、上方向に跳ね上がらないように注意してください。
言わずもがなですが、マラソンで必要なことは跳躍力ではなく前に進むための推進力です。力は全て前に進むことに使いましょう。
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