マラソン完走・自己ベスト更新への道

マラソンに必要なことは運動神経ではありません!練習や万全の準備さえしっかりしていれば誰でもある程度のタイムは出せます!

マラソン中の空腹感と対策

完走に時間がかかるランナーは空腹に注意

運動をしているとお腹が空くことは想像できないという人もいると思いますが、マラソン中は空腹を感じてしまうことが普通にあります。
特に走っている間中ずっとエネルギーを消費し続けるマラソンではその傾向が強いです。
エネルギーは基本的に食事から摂取しなければいけないものなので、長時間走っていれば空腹になるのも不思議なことはありません。
フルマラソンで言えばサブ4など速く走るランナーは関係ないことかもしれませんが、マラソンを始めたばかりで5時間前後かかるランナーは要注意です。
走っている最中に空腹になると、それでも気力を維持して走らなければいけないことがとにかく辛いです。
マラソンに限らずですが、空腹時に体を動かすことは苦行以外の何物でもないですよね。
特に低血糖症の人は、手など体のどこかの部位が震えたり力が抜けたりなど、走りに大きな影響がでます。
また、血糖値が低ければ、空腹時にエネルギー源となる血中のグルコース(糖分)が減り、減った分を補充するために筋肉が分解されてしまうのです。

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給食所の食事は人数分ないこともある

空腹にならないよう、各マラソン大会では長い距離を走る場合、基本的に給食所が設けられ様々な食料が並べられます。
パンやバナナ、レーズンにラムネなど、大会によってメニューは異なりますが、マラソンに適した食べ物が置かれ十分エネルギーを補充することができます。
イベント色が強いマラソンでは、果物や野菜などが置かれて食事を楽しむことができます。
ただしこの給食所、残念ながら必ずしも全員分の食事が用意されているとも限らないのです。
特に初開催など歴史が浅い大会などにあることですが、最後尾の方を走るようなペースで走っていると、給食所に到着しても飲み物しか残っていないという事態もあり得るのです。
長年続いている大会であれば、運営側も慣れているのでさすがにそういった事態は少ないのですが、あまりタイムに自信のないランナーは給食がなくなる可能性にも備えましょう。
走っている最中でもエネルギー補給ができるものを携帯しておくことをおすすめします。

携帯にオススメの食べ物

携帯しておくものとしておすすめの食べ物としては、エネルギー源として最も大切な炭水化物(糖分)を含むものを挙げたいです。
走りながらということを考えて、手軽に食べれるおにぎりやパン、バナナあたりが良いと思います。
ただしこれらを持参して長い距離を走るということを考えると、多少かさばり邪魔になりますよね。
食べた後にお腹に残ることもあり、胃の負担を気にする人には適していないかもしれません。
携帯のしやすさや胃への負担を考慮すると、チョコレート、飴、ブドウ糖、栄養補充のゼリー、タブレットあたりが良いと思います。
これらは糖分が豊富に含まれているので、エネルギーに変わり走るための力を与えてくれるでしょう。
また、炭水化物の摂取ではありませんが、塩飴もおすすめです。
人の体の体液には、電解質(イオン)が含まれており、これは体を動かすためには絶対に必要な成分です。
汗をかき、水分や塩分が減ると電解質の濃度が下がってしまい、パフォーマンスが下がってしまいます。
塩飴など塩分を摂取すれば、電解質の濃度を回復させることができるので、携帯用に何個か常備しておくと良いでしょう。